新幹線のチケットは、現金よりもクレジットカードで購入した方が受けられる特典が多いのでおすすめです。クレジットカードにポイントが貯まりますし、インターネットで事前予約もできるので席の確保もできます。
本記事では、新幹線のチケットをクレジットカードで購入するメリットや購入方法、チケット料金を安くするコツ、購入時の注意点、おすすめのクレジットカードなどを解説していきます。
新幹線のチケットを現金で購入している人は、クレジットカードの利便性を確認してみましょう。一度クレジットカードを利用すると、もう現金支払いには戻れないくらい便利でお得ですよ。
まずはじめに、新幹線のチケットをクレジットカードで購入するメリットについてご紹介していきます。
具体的なメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
それぞれどのような内容なのか、順番に見ていきましょう。
クレジットカードで新幹線のチケットを購入する最大のメリットは、クレジットカードのポイントやマイルが貯まる点です。
一般的にポイントやマイルは支払った金額に応じて付与されるため、高額な新幹線のチケットをクレジットカードで買えば、効率良くポイントを貯めることができます。
新幹線のチケットはクレジットカード決済に対応しているため、現金でなくても購入することが可能です。
たとえば、冠婚葬祭などで急に帰省しなくてはいけなくなった場合や、仕事の都合でただちに取引先に出向かなくてはいけなくなった場合など、急な用事で新幹線を利用しなくてはならなくなった際に、クレジットカード決済は役に立ちます。
もし現金でしか購入できないとしたら、事前にATMで現金を用意する手間がかかります。その点、クレジットカードならスムーズにチケットを購入することができるため、突然の事態に対応することが可能となります。
わざわざチケットを購入するためだけに駅に行く時間がないという人は、スマホやPCを使ってインターネット経由で購入することもできます。
インターネットで購入すると時間の節約になるだけでなく、独自の割引サービスを受けられることもあるのでおすすめです。利便性と料金面どちらを考えても、クレジットカードを利用したほうが便利でお得ですよ。
新幹線のチケットを購入する方法としては、主に以下の4つがあります。
旅行代理店と金券ショップではクレジットカードが使えない場合もありますが、そのほかの方法では、クレジットカードでの支払いが可能なケースが大半です。
それぞれどのような方法なのか、1つずつ紹介していきます。
もっとも一般的なのは、JRの駅構内にある「みどりの窓口」で購入する方法です。
みどりの窓口に行って、駅員に「支払いはクレジットカードで」と伝えるだけで、新幹線のチケットをクレジットカードで購入することができます。
JR構内にある券売機でも、新幹線のチケットは購入可能です。
気をつけなくてはいけないのは、新幹線のチケットは指定席券売機でなくては購入できないという点です。通常の切符を購入する券売機では購入できないので気をつけましょう。
券売機は現金はもちろん、クレジットカード決済も可能です。
びゅうトラベルサービスや日本旅行などのJR系はもちろん、JTBやHISなどの大手旅行代理店でも新幹線のチケットを取り扱っています。
通常料金の新幹線チケットのほか、旅行代理店が企画する「格安新幹線パック」などでチケットを購入することができます。
JR東海の「エクスプレス予約」やJR東日本の「新幹線eチケットサービス」など、インターネットサイトで新幹線のチケットを購入することもできます。インターネットサイトを経由すると、割引料金でチケットが購入できるなど、ほかの購入方法にはない特典を受けることができます。
インターネットで購入したチケットは、みどりの窓口や指定席券売機で受け取ることが可能。パソコンだけでなくスマートフォンからも予約ができるので、手軽にチケットが予約できる点もメリットですよ。
JR東海が運営するエクスプレス予約は、東海道新幹線のチケットが通常よりも安く予約できるサービスです。入会するにはJR東海エクスプレスカード・J-WESTカードに入会するか、所有しているクレジットカードにエクスプレス特約を付帯するかのいずれかです。どちらも年会費1,100円(税込)がかかります。
エクスプレス予約を利用するメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
エクスプレス予約は専用のアプリも用意されているので、スマートフォンから予約・変更が簡単にできます。そのため出張などで新幹線を利用する人にとっては、とても便利な存在ですね。
年会費は1,100円(税込)かかりますが、新幹線料金が安くなるのですぐに元がとれます。例えば東京・新大阪間の料金は通常14,720円ですが、エクスプレス予約を利用すると13,620円となり1,100円安くなります。
東京・新大阪を片道利用するだけで年会費の元がとれるので、東海道・山陽新幹線を利用する人には必須アイテムといえるレベルですよ。
2020年3月14日からJR東日本・JR北海道・JR西日本の3社が提携してはじまった新幹線eチケットサービス。えきねっともしくはe5489に会員登録をして交通系ICカードを登録しておくと、新幹線チケットの予約ができるサービスです。
新幹線eチケットサービスのメリットとしては、交通系ICカードを改札機にタッチするだけで利用できる点。わざわざきっぷを発券する必要がないので、改札で止められる心配がありません。オートチャージ機能がついたクレジットカードと相性がいいですね。
東北・北海道、上越、北陸、山形、秋田新幹線の区間であれば利用ができるので、これらの区間の新幹線を利用する人は新幹線eチケットサービスを利用しましょう。
JR西日本が運営するe5489は、山陽・九州新幹線・北陸新幹線・特急列車の予約ができるサービスです。会員はJ-WESTネット会員、J-WESTカード会員、SMART ICOCA会員の3つがあり、それぞれできることが違います。
J-WESTネット会員 | J-WESTカード会員 | SMART ICOCA会員 |
---|---|---|
クレジットカードを発行しない無料会員。チケットの予約はできるが、割引は受けられません。 | J-WESTカードを所有している人がなれる会員。e5489で販売されている全ての会員専用割引きっぷが購入可能です。 | 交通系ICカードのSMART ICOCAを持っている人がなれる会員。チケットの予約はできるが、割引は一部しか受けられない。 |
エクスプレス予約と同様、チケットの変更は何度でもできるので、西日本に住んでいる人にとっては便利なサービスです。自分にあった会員種別に登録して、新幹線をより便利に使いましょう。
JR九州が運営しているJR九州ネット予約では、九州・山陽新幹線を中心にJR九州・JR西日本の特急列車のきっぷを予約できます。JR九州のWeb会員になれば利用できるので、利用料は無料です。
支払いはクレジットカードのほかに、コンビニや銀行ATMでも支払いが可能。手軽に新幹線予約ができるサービスなので、九州に住んでいる方は登録しておくと便利ですよ。
新幹線のチケットは、基本的にクレジットカードで購入するとポイントやマイルが獲得できるのでお得です。
それ以外にも、次のような方法を取ることで新幹線の料金を安くすることができます。
それぞれどのような方法なのか、順番に解説していきます。
ぷらっとこだまは、JR東海ツアーズが販売するツアー商品で、新幹線「こだま」のチケットを通常より安く購入することができます。
普通車指定席プランとグリーン車指定席プランがあり、普通車で25%程度安くなるため大変お得です。新幹線の往復チケットとホテル宿泊のお得なセットプランも用意されているので、こだまに乗って旅行する際はぜひ利用したいサービスです。
同じ区間を何度も利用するなら、回数券を購入すると1枚あたりの料金を安くすることができます。
販売されている枚数は新幹線の種類や区間によって決められており、2枚セット、4枚セット、6枚セットなどが用意されています。
たとえば、東京-京都間の通常料金(こだま、普通車指定席)は13,850円(税込)ですが、これを6枚セットの回数券で買うと、1枚あたり13,310円(税込)で購入することができます。
新幹線の回数券は、みどりの窓口や券売機、金券ショップなどで購入可能です。
通常、新幹線の回数券はセットでしか購入することができませんが、金券ショップに限っては1枚単位で買うことができます。
「6枚セットを買う余裕はないけど、1、2回分のチケットを安く買いたい」という方は、金券ショップでバラ売りしている回数券を購入することをおすすめします。
学生の方は、学割料金で新幹線を利用できる「学生割引乗車券」を購入することができます。
JRから指定を受けた中学・高校・専門・大学・各種学校の学生の方で、利用区間の片道が101キロ以上ある場合、運賃が2割引になります。
学生割引乗車券を購入するには、学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」と「学生証」を窓口で提示する必要があります。
クレジットカードで新幹線のチケットを購入すると、クレジットカードのポイントが貯まったり、現金を用意する手間が省けたりするメリットがある反面、以下のような注意点もあります。
どのような内容なのか、以下で説明していきます。
新幹線のチケットは、基本的に分割払いやリボ払いでの決済ができず、原則一括払いにしか対応していません。
しかし多くのクレジットカードでは、WEB上にて後から分割払いやリボ払いを選択できます。そのため分割払いやリボ払いをしたい人は、クレジットカードのホームページから支払い方法を変更しましょう。
新幹線のチケットをキャンセルすると、払い戻し手数料がかかります。
手数料は乗車券が220円(税込)、自由席特急券が220円(税込)、指定席特急券・指定席グリーン券が340円(税込)です。
チケット購入時に領収書が必要な場合は、どうしたらいいのでしょうか。
みどりの窓口でチケットを購入した際は、その場で「領収書をください」と言えば、領収書を発行してもらえます。自分から欲しいと言わないと、発行してもらえないので気をつけましょう。
券売機でチケットを購入した場合は、チケットの受取り時に画面・音声の案内にしたがい、領収書ボタンを押してください。
ここまで、新幹線チケットをクレジットカードで購入するメリットや、購入方法について解説してきました。
ここからは、新幹線が安くなるお得なクレジットカードとして、以下の3枚をご紹介します。
クレジットカードで新幹線のチケットを購入する方法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
最後に、特に重要なポイントをまとめてみました。
新幹線のチケットは、クレジットカードで購入するとポイントやマイルが貯まり、大変お得です。また、事前に現金を用意する手間が省けたり、わざわざ駅に買いに行かなくても、インターネットで手軽に購入できるなどのメリットがあります。
また、新幹線のチケットは「ビュー・スイカ」カードやビックカメラSuicaカードなどのビューカードで支払うと、還元率が通常時の3倍になり、効率的にポイントを貯めることができます。